ようこそ
今日はいかがされましたか?私はここの責任者の清水潤です。
私の住む地域には、働き過ぎや若い時のムリがたたっての‘痛み’に悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。 このような立地条件ですので当院も『痛みに克つ』をスローガンに日々の診療に当たっております。
しかし痛みを取ることはもちろん軽減することでさえ容易ではなくて東洋医学系の本や学会発表の抄録集とにらめっこしたり、高名な先生のもとに見学を申し込んだりして試行錯誤の末考えついたのが『動的指針療法』『ピエゾ療法』です。
治療はどんな形であれ‘効果があってなんぼ’だと私は思います。 痛みに困っているという方は是非ご相談ください。またこれらの療法は“画像診断では説明のつかない痛み”として医学会などで最近特に注目され始めた新しい概念、MPS(筋・筋膜性疼痛症候群)に大変効果的です。
なぜ早く痛みを取らねばならないか?
最新の生理学研究では『痛みの可塑性』といって‘痛み’が出ている期間が長期にわたると、原因となっている個所が治っても引き続き痛みに悩まされる場合があると言われております。仮にそうなったとしたら、これから先も不快な痛みを抱えての生活となります。ですから痛みだけに関していうならば、一日も早く痛みを軽減するか取り除かなければなりません。その為には適切な時期の集中的な加療と何よりもご本人の治すという意欲がとても重要です。
MPS(筋・筋膜性疼痛症候群)
近年痛みの原因は筋肉にあるということがMRIなどの検査機器の進歩により明らかになってきました。
それがMPS(筋・筋膜性疼痛症候群)と呼ばれる新たな痛みの病名(概念)です。
トリガーポイント治療
MPSというとトリガーポイントという言葉につながってくるのですが簡単にトリガーポイントについてご説明しますと『骨格筋の中に出現する索状硬結の中に触知できる刺激に過敏な小結節』もっと分かり易く言うと、筋肉の使い過ぎにより筋肉の一部分が焼き付けを起こしてしまいコブ状になった状態。もしくは何かのはずみで筋線維が切れてしまって、その修復の過程で固まってできた筋肉のシコリ。そのコブ、シコリ=トリガーポイントが痛みやシビレの原因になっていることが科学的に解明されてきたのです。
トリガーポイントに徒手でアプローチ
加茂先生はトリガーポイントブロックという注射を用いる手法で全国から訪れる多数の痛みに苦悩されている皆様を救済されているわけですが、我々徒手療法家は医師ではありませんので注射という医療行為を行うことはできません。
でもトリガーポイントにアプローチできるのは注射や鍼治療だけではありません。
徒手でも可能です。なぜならトリガーポイントそのものはそんなに体の深部にあるわけではなく、大体は皮膚表面より1センチ位というところでしょうか。
ですからトリガーポイントを正確に捜し当てさえすれば徒手療法でも固まってしまった筋肉のシコリをほぐすことは十分可能で痛みを取り除くことができます。
経験と理論に裏付けられた徒手療法
トリガーポイントという呼称が一般的となる以前、私はその痛みを発する、痛みの元となる筋肉のシコリのことを筋硬結と言っていました。
小院は農村地帯にありますので農作業をしていて腰を痛めてしまい来院される方が圧倒的に多いのですが、腰を拝見すると筋硬結を生じていらっしゃる方がよくおられます。
そして治療経験を重ねるうちに筋硬結を消失させたり縮小させたりすると痛みが軽減するということは経験上知っていました。残念ながら理屈は全然わかりませんでしたけど。
加茂先生の著書と巡り合った時「長年疑問に思っていたことの解答はこれだったんだ!」と、感動のあまり身震いしてしまいました。
「今まで自分がやってきた筋硬結(トリガーポイント)への治療は間違いではなかったのだ」と。
訪問施療
脳卒中やケガでまだまだ入院リハビリ治療が必要であっても、今は三か月以内に半ば強制的に退院させられます、後は介護の分野だというわけですね。
しかし介護施設で行うリハビリは体操が主であって、病院のような機能訓練型のリハビリではありません。
「また歩けるようになりたい」と退院後に定期的に病院へ通うにも家族の付き添いが必要だったりして、自然と足が遠のいてしまうのが現実ですので当院ではご自宅に伺っての訪問施療に取り組んでおります。
親類やご近所で機能訓練・機能回復のリハビリを望まれている方がおられましたら是非お知らせください。
現在市内で五名の方にご利用いただいております。